フリーランスのサイト構成、最初は1ページで十分な理由と作り方
2026.04 / サイト制作 / フリーランス
> 「ページ数が多い方がちゃんとしてる」は思い込みです。最初は1ページで十分。ただし、何を・どの順番で・どう置くかが問い合わせの有無を決めます。
サイトを作ろうとすると、ついページ数を増やしたくなります。トップ、プロフィール、サービス、ブログ…。でもそのまま公開できなくなったり、公開はしたけど更新が追いつかなくなるパターンをよく見ます。
結論から言います。最初は1ページで十分です。
ただし「どこに何を置くか」は決まっています。
なぜ1ページで十分なのか
クラウドソーシングとの根本的な違い
クラウドワークスやランサーズで仕事を取り続けていると、単価の主導権がほぼありません。プラットフォームのルールで動くしかなく、値上げの交渉もしにくい。
自分のサイトを持った瞬間に変わるのは「検索して、指名で来る人が現れる」ことです。向こうから「あなたに頼みたい」と来た相手には、こちらから単価の話を切り出せます。
| クラウドソーシングのみ | 自前のサイトを持つ |
|---|---|
| プラットフォームのルールで動く | 「この人に頼みたい」で来る |
| 単価交渉の主導権がない | 単価の話を自分から切り出せる |
| 指名ではなく競争入札 | 指名・直接依頼が来る |
| 手数料が引かれる | 手数料なし |
| 価格競争から抜け出しにくい | 価格主導権が自分に戻る |
多ページにする弊害
ページが多いと更新コストが分散します。「実績ページの内容が1年前のまま」「サービス内容が変わったのに古いページが残ってる」こうなると、信頼を損なう原因になります。
1ページにまとめておけば、更新箇所が明確で管理が楽です。情報が古くならないこと自体が、信頼の維持につながります。
訪問者の動線がシンプルになる
上からスクロールするだけで全部読めるワンページサイトは、訪問者が迷いません。メニューを行ったり来たりする必要がないため、問い合わせまでの離脱が減ります。
1ページに入れるべき5つのセクション
この順番で並べることで「この人に頼んでみようかな」という流れが自然に作れます。
① キャッチコピー
「誰に向けた」「何のサービスか」が3秒で伝わること。これだけを意識してください。よくある失敗は「丁寧な仕事をします」「お客様第一で」のような抽象的なコピーです。誰にでも当てはまるため、誰にも刺さりません。
- NG: 丁寧なデザインで、あなたのビジネスをサポートします。
- OK: 福岡の小規模事業者向けに、更新しやすいホームページを作ります。
② 自己紹介・プロフィール
資格や経歴の羅列よりも「なぜこの仕事をしているのか」を書いた方が読まれます。スペックではなく人柄で選んでもらうイメージです。写真があるだけで信頼感が大きく変わります。顔出しに抵抗がある場合も、イラストや雰囲気の伝わる写真で代用できます。
③ サービス内容と料金
料金を載せることを躊躇う人が多いですが、明示した方が問い合わせの質が上がります。「思ってたより高かった」というミスマッチが最初のやりとりで起きなくなるからです。金額が言いにくい場合は「〇〇円〜」という形でも構いません。
④ 実績・ポートフォリオ
最初は1件でも大丈夫です。「実績がゼロだから公開できない」と言って公開しないのが一番もったいない。1件あるだけで印象は全然違います。実績が出せない場合は、架空のサンプル制作でも構いません。その旨を明記した上で掲載すれば問題ありません。
⑤ お問い合わせ
フォームの入力項目は最小限にしてください。名前・メールアドレス・相談内容の3項目で十分です。入力項目が多いほど、送信前に離脱されます。フォームの役割は「最初の一歩を踏み出してもらうこと」だけです。
ページを分けるべき3つのタイミング
1ページ運用を続けていて、以下のどれかが当てはまったときがページを増やすサインです。
実績が5件を超えてきたとき
ポートフォリオが増えると、1ページに載せると縦に長くなりすぎます。実績だけを別ページに切り出すことで、メインページがスッキリします。
検索流入を本格的に狙いたくなったとき
Googleで「福岡 ホームページ制作」などのキーワードで上位を目指すなら、サービスページを独立させた方が有利です。1ページサイトはSEO上の最適化に構造的な限界があります。
サービスの種類が増えたとき
制作・保守・相談など、提供内容が複数になってきたら、それぞれ独立したページで詳しく説明できる構成の方が問い合わせの質が上がります。訪問者が「自分が必要なサービス」に直接たどり着けるようになるからです。
まとめ
最初から完璧なサイトを目指すより、1ページで早く公開して反応を見ながら育てる方が、結果として早く成果が出ます。ページを分けるのはその後で十分です。
「自分の場合どんな構成が合うか聞いてみたい」、そういう相談だけでも気軽にどうぞ。
